【伊豆の棚田探訪】
伊豆半島は、海からの太平洋プレート、フィリピン海プレート、そして陸からのユーラシアプレート、北米プレートが交差し、強大な地球の脈動のぶつかり合いが長い年月をかけて異常隆起した山々が、起伏のある独特の地形をつくりだしています。
なので三島周辺の平地以外はほぼ傾斜地。
だから半島の農業はこの傾斜地で営まれることが多く、棚田、段々畑、わさび田、茶畑などの風景が楽しめます。
石部の草刈りを終えての帰りの道すがら、日本の棚田百選にも認定されている湯ヶ島の「荒原の棚田」と世界農業遺産であり静岡の棚田等十選にも選定されている「筏場のわさび田」に立ち寄りました。
荒原の棚田は、上から見下ろすと右に曲線の豊かな女性的な田んぼ、左に急傾斜で立体型の男性的な棚田が配置され、真ん中でご先祖様が見守っていて、とてものんびりと牧歌的な雰囲気の棚田でした。
筏場のわさび田は、静かで涼し気な山の中に突然現れる圧巻の風景。
しばしご堪能あれ。