2021年度、コロナ禍でのお米作りもなんとか終わり、10月26日に脱穀された籾の引取りと藁の後片付けに、スタッフ2人で石部棚田を訪れました。
昨年休耕したので地力が回復し、多収量が期待されましたが、結果は例年の10kg減の115kgの収穫でした。今年は気候の影響で全国的に不作のようです。
藁を作業小屋へ運び出そうとした時、せっかくだから「藁ぼっち」を作ってみようということになりました。
しかし10年前に一度、集落のお母さんたちにデモンストレーションで作ってもらったのを見ていただけなので、作り方などすっかり忘れています。
とりあえず、記憶を辿り作り始めると、そこに私たちの田んぼの上で桜葉栽培を行うむっちゃんこと集落のお母さんが通りかり、
「あんたら、それじゃ風に飛ばされるど」と言いながら、颯爽と田んぼに降り立ち、あっという間に見事な藁ぼっち一基を、解説しながら、材料藁100%(紐も使わず)で作ってくれました。
むっちゃん大先生、かっこよすぎます。
というわけで、写真の手前がむっちゃん作で、奥の左のが私たちだけで作った藁ぼっち。
出来が明らかに違います。
私たちが作った藁ぼっちは、果たして西伊豆の強烈な西風に耐えうるのか心配です。
さて、あとは来春まで、この藁ぼっちくんに棚田の見張りはおまかせ。
今年も、お米作りにご協力いただいたみなさん、ホントにありがとうございました。御礼の新米が届くまでもう少しお待ち下さい。
そして、来年もよろしくお願いします!