保存会から脱穀が終わったと連絡があり、11月4日にスタッフ二人で、収穫米を引き取りに石部棚田を訪れました。今年は籾にして189kgで、昨年の99kgからほぼ倍増の収量となりました。昨年、実験的に化成肥料を辞めて、無肥料で栽培したのですが、あまりの収穫量の少なさで、ボランティアの方に分けるお米や棚田保全をアピールするための宣伝米がなくなってしまいました。無肥料栽培も何年か続ければ、収量が増えるとも聞くのですが、やぱりNPOの活動で、棚田保全のたのめ米作りなので、再び保存会と同じ栽培方法に戻し、化成肥料を入れることにしました。という訳で、今年は籾にして189kgで、籾摺り精米の目減り率は30%とちょっと高かったのですが、138kgの例年並みのお米を得ることが出来ました。これで、ボランティアさんへのシェア米や宣伝米にも十分使えます。そして、今年3年目になる藁ぼっち作りも行いました。上の田んぼで作業をしていた師匠むっちゃんに叱咤激励されながら、なんとかスタッフ二人だけで、二つの藁ぼっちを完成。相変わらず不格好で、頼りない藁ぼっちですが、これで令和5年の石部棚田でのシーズンが無事終了しました。参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。近日中に新米をお届けしますので、楽しみにして下さい。