石部棚田「昔ながらのお米づくり体験」第1回畦切り・蓑口作りの模様


3月26、27日 の両日、絶好のお天気の中、今年も西伊豆松崎町石部棚田での「昔ながらのお米づくり体験」がスタートしました。

第1回目の作業である「畦切り・蓑口作り」を参加者9名で行いました。

昨年使った畦を半分鍬で切って、もぐらやサワガニがあけた穴を粘土で補修し、杵で叩いて固めます。
この作業は1年田んぼに水を貯めるための大切な基礎工程で、次回第2回目に行われる畦を付けるための準備作業です。
少人数でしたが、みなさん作業の意味を理解して、真剣に取り組んでくれました。

そして、各田んぼに今では石部棚田でも作られていない伝統の水の落とし口である「蓑口」を今年も作りました。
今年で5年目のシーズン。蓑口作りもとてもスムーズになり、通リ過ぎる地元のおかあさんたちに、「うまくなったね!」のお褒めのお言葉をもらえるようになりました。

石部棚田は、これですべての田んぼの畦切りが終わり日が当たると畦の陰ができて、くっきりと田んぼの曲線が浮かび上がるこれまた幻想的な風景を見せています。

次回、第2回目の「畦付け・畦塗り」イベントは4月30(土)、5月1日(日)に開催します。ぜひご参加下さい。

(Kuwa)